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症状について知る

うつ病とは？

うつ病のメカニズムはまだ明確には解明されておりませんが気分障害の１つで、自律神経の交感神経が過剰に働き、脳内の神経伝達物質「セロトニン」「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられています。

これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするもので、減少すると無気力で憂うつな状態になってしまいます。そうなると自律神経が乱れていき身体に様々な症状を引き起こしてしまいます。

うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかるという非常にありふれた病気です。早めに適切な治療を受けることが必要です。

うつ病の原因

うつ病はストレスをきっかけに発症することが多いと言われています。ストレスの中でも、うつ病の引き金になりやすいのが環境の変化、人間関係のトラブル、大切な人やものを失う喪失感、などです。

また比較的に性格が生真面目で几帳面、責任感が強い方がなる傾向が強いです。特にそのような原因が思い当たらなくてもなってしまう場合もあり、ただでさえストレスの多い現代社会においては現代病ともいえる程になっています。

ストレスなどが強くなってしまうと自律神経が乱れていき、気持ちが落ち込むことで姿勢も歪んでいきます。そうすると呼吸も浅くなり身体がリラックスできる状態ではなくなってしまい睡眠の質も悪くなることで疲労が蓄積され頭痛や耳鳴りになるなど様々な悪影響を引き起こしていくのです。

うつ病による身体的不調

心の不調は自覚するのが難しく精神の状態に気づく前に、身体の不調が現れることもあります。

◎食欲がない

◎眠れない、過度に寝てしまう

◎体がだるい、疲れやすい

◎頭痛や肩こり

◎動悸

◎胃の不快感、便秘や下痢

◎吐き気

◎めまい・耳鳴り

◎口の渇き

これらの症状は精神的不調の前に起こることが多く、精神的不調が起きた後でもその症状は続いてしまいます。

うつ病になると

身体の不調とともに次のような精神的不調が出てきます。

◎悲しく憂うつな気分が一日中続く

◎これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない

◎食欲が減る、あるいは増す

◎眠れない、あるいは寝すぎる

◎イライラする、怒りっぽくなる

◎疲れやすく、何もやる気になれない

◎自分に価値がないように思える

◎集中力がなくなる、物事が決断できない

◎死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

うつ病の症状は、朝の調子がいちばん悪く、午後から夕方にかけて改善してくることがよくあります。

そのため、周囲からは怠けてたりさぼっているように見られてしまいがちです。そういった周囲の目からうつ病をさらに悪化させてしまうケースが多いのです。